【研究室紹介】暴走列車、パワエレ研行きだぜ
こんにちは !
名大パワエレ研広報担当です !!
本日は久々に研究室紹介記事を !!
と考えまして……
学部1、2年生の方向けに、山本研の伝統とも言える、
ある実習を紹介しようかと思います(^^)
それがこちらの、
Nゲージ を使う実習です。
……順を追って説明しますね😊
まず、Nゲージというのは
・レール間隔が9mm
・縮尺にして1/148 - 1/160
の、鉄道模型を指すそうです。
どうも、NゲージのNはレール間隔の
Nine millimeter から来ている模様。
車両内部に小型のDCモータを搭載しており、
レールから直流電圧を印加することで、
実際に走らせて遊ぶことが出来ます !
専用のコントローラを使って
電圧の大きさを変えることで、
速度の調整も可能 !!
つくりも結構リアルでして、
鑑賞用途にも耐えそうです…。
( 機〇車ト〇マス以来、模型ご無沙汰勢の感想 )
………こんなNゲージですが、、、
もちろん研究室ですので、
ただ遊ぶだけではありません…。
我々パワエレ研では、初学者向けに、
「🛠 Nゲージのコントローラを自作しよう 🛠」
という講義・実習を度々行っております !!!
つまり、
レールに供給する電圧の大きさを
オリジナルのパワエレ回路 で調節し、
Nゲージの速度制御をしてみよう 🚃
という実験です♪
このNゲージを使った実習、
山本先生の島根大学時代に端を発する
結構歴史あるプログラムのようです。
ネットの海を漁って確認できた限り、
2010年にSSH登録校から来た高校生を対象に
実習として行ったのが最初の記録📃
http://masayamamoto.blogspot.com/2010/07/
それからというものの、
ある時は研究室配属志望者の実習テーマになったり、
http://nagoyapelab.blogspot.com/2017/12/blog-post_16.html
またある時は実験室を離れて、
教育系イベントの展示として活用されたり、
https://nagoyaunivpelab.blogspot.com/2018/10/blog-post_10.html
果ては遠く離れた異国の地、
コロンビア国立大学 での特別講義にまで、、、
http://masayamamoto.blogspot.com/2014/07/blog-post_26.html
なんと中央アジアはウズベキスタンに
配送予定だったらしい話も…
パワエレ基礎を学んでもらうためにウズベキスタンのタシケント工科大学にお渡しするため、このキットを購入しようと考えているが、大学の財務がコレを許すのかどうか、天下分け目の交渉中
— 山本 真義@名古屋パワエレ武道会 (@YamamotoPENU) August 29, 2021
鉄分の多い学生さんからは、名古屋ならこの車両!と熱く推奨され理由も分からず混乱中https://t.co/qSmicnhSBl
パワーエレクトロニクスは総合工学 🧐
といえば聞こえはいいのですが、
実際の所はと言いますと……
回路だの、制御だの !
パワー半導体打の、受動素子だの !!
熱だの、ノイズだの !!!
システム全体の性能向上、という最終目標に向けて、
忙しなくキョロキョロ他所見をする学問でもあります。
そのため、初めてパワエレを学ぶ人は、
どこから手をつければいいか悩みがち…。
その点、このNゲージを使った実習では、
パワエレの基礎となる回路、
「DC-DCコンバータ」について、
その動作原理や制御方法、
受動素子の設計方法など、
重要な事項をまとめて学ぶことが出来ます !!!
こうした特徴から、山本研究室では、
「 これがパワエレだ ! ! ! 」を見せつける際、
Nゲージが縦横無尽の大活躍をしてきたようです 👊
そして、現在、
工学部 電気電子情報工学科の
学部3年次が秋学期に受講する
( 通称 : 「大実験」) にて、
テーマ EH6
「昇圧チョッパの制作とNゲージ模型鉄道の速度制御」
として、この実習を行っております !
昨年度から始まり、今年が2年目 !!
( 詳細はこちら :
https://www.nuee.nagoya-u.ac.jp/kyoiku/gakubu/experiment/dai.php )
実は、丁度先週の金曜日、
本年度の大実験の最終発表が行われました !
今年度の学部3年生の皆さんも
東山キャンパスの最東端、
山奥にあるC-TECsまで何度も足を運び、
コントローラ製作に勤しんだ模様。
なお、この実験でいい成績を残すと、
電気電子情報工学科の方から直々に
「大実験成績優秀者」として
表彰されたりもします !!
http://www.nuee.nagoya-u.ac.jp/kyoiku/gakubu/experiment/hyosyo.php
来年以降の実施の有無はまだ不明ですが…
もしパワエレに興味のある学部生の方は、
是非、参加のご検討を !
パワエレの基礎知識を仕入れつつ、
研究者としての出世に向けた第一歩となるよう、
表彰目指して頑張ってみてください !!
Nゲージ片手にお待ちしております♪♪