【学会・発表】もうこれで終わってもいい‥‥だから‥‥ありったけを‥‥

 





こんにちは !

名大パワエレ研 広報担当です !!







昨日2/14(火)、D3の大矢根さんの

博士論文公聴会が行われました !!





大矢根さんは名大移転当初から

研究室に在籍している古株の学生でして…



名大パワエレ研内では

「ワイヤレス給電」

に関する研究を担当してきた方です 📡







様々な方法が考案されているワイヤレス給電ですが、

2007年、かのマサチューセッツ工科大学より発表された

「磁界共鳴方式」が、現状もっとも有名。




これに対し、大矢根さんが取り組まれているのは

「電界結合方式」と呼ばれる別の給電方式。


こちらは実験の様子、中央が大矢根さん
本研究室Twitterのヘッダーにも使っています



磁界共鳴と比較して低損失かつ、

部品体積を抑えられる一方、

長距離伝送に向かないとされる本方式。


大矢根さんは、博士前期・後期の5年間に渡って、

電界結合方式の更なる高出力・高効率化、

そして伝送距離向上を目標とした様々な検討を行い、


その成果をまとめたものを、

この公聴会にて発表されました ! 




総発表時間は約1時間 !


公聴会に参加された先生方からも、

とても興味深い内容だと講評を得ていました😀



山本先生からの質問に答える大矢根さん

ネットを漁ると恐ろしい逸話が幾つも見つかる
博士論文口頭試問(通称 Defence)ですが
極めてスムーズな発表・質疑応答でした。






島根大学から名大に拠点を移した本研究室にて、

エースの1人として活躍してきた大矢根さん。


卒業後は所属こそ変わるものの、引き続き、

研究者としての道を歩まれるようです 👊


「研究室創設期は優れた人材が集まりやすい」
というジンクス通り、
粒ぞろいだった大矢根さん+OBの皆様

写真は2018年某日の見学対応時の1コマ








偉大な先輩の背中を見つつ、

我々後輩ももっと頑張らないといけないな、と

一層気を引き締めた公聴会でした !









[ P.S. ]

なお、先週の2/9(木)、

修論発表会

も行われました !




数週間前に提出した暫定版の修士論文(仮綴じ)

の内容に基づき、1人15分の発表を行います 🎥


その後、最大10分間の質問対応を経て、

発表完了となります !




こちらが発表会場となったIB館。



学部生の頃、大半の講義はここで実施されていました。
多くの電気系研究室はこの周辺に居室を構えています。

徹夜明けで若干朦朧としながらとったやつだから
えぐい白飛びしてるのは許してね!







博士論文の公聴会と比べたら随分短いですが、

名大電気系が誇る教授陣の前での発表とあって

緊張の度合いは何だかんだ過去最高。


パワーエレクトロニクスは専門外の先生からも、

研究の目標設定や論理展開に対して、

しっかりと質問が飛んできます。




こちらは、無事発表を終えた後の様子。




これから3月上旬までの1か月間、

いただいた指摘を仮綴じに反映し、

完成版の修士論文として提出する作業が

まだ後ろに控えています📖



ですから、もう一頑張り必要ですね、

気を引き締めていきます !






……と博士の公聴会のインパクトの前に

補足情報となってしまった修論発表でした…笑


こっちも結構一大イベントなんだけどな…