白い箱が到着しました!

こんにちはーー!!

M1の大矢根です。
金曜日の夜は研究室の何人かで、シンガポール料理店に行きました。いつもの食事会・飲み会の、軽いノリになるかな~

と思ったのですが、助教の今岡先生の話が人生の哲学にまで及ぶ展開となり、、、普通の飲み会ではまず味わえなさそうな、たいへん有意義なイベントになりました!
先生も、研究室メンバーの皆さんも、人間力、スゴいです。。。


以前に注文していた白い箱が、先日、研究室に届きました。
立方体に近い形で、なかなかスッキリしたデザインです。

これは何かというと、、、??





インピーダンス・アナライザー!!
という計器です。
100kHz~300MHzまでの周波数における、交流特性を測ることができます。
自作したコイルや基板の特性は、計算だけで求めるのは困難なので、このような計器が重宝します!


かつて数十kHz程度での回路駆動が一般だったパワーエレクトロニクスの分野は、GaN、SiCといった高速半導体の登場によって、MHz帯域への高周波化が急激に進行中です。

僕たちの名古屋大学パワエレ研では、MHz駆動のパワー電源やワイヤレス給電の研究を加速するために、この白い箱を導入しました。



このインピーダンスアナライザ、


ボタンは電源とホームボタンだけで、あとの操作はすべてタッチパネル。
スマートフォンのような設計思想ですね。

直感的に快適操作できるだけでなく、データ更新速度もとても速いです。
家庭用ではない計測機器にも、ユーザーの直感的操作のニーズに配慮した明解なデザインが採用されるようになり、時代が一歩進んだのだと感じます。


技術開発にこだわりすぎると、ついつい忘れがちになる、ユーザーのニーズ。

研究において、共同研究先や世界のニーズを洞察する意義を再認識させられる、白い箱でした。。。


ではでは