友愛数


こんにちは!



実家からジャガイモと玉ねぎが大量に
送られてきました。M1佐々木です。
段ボールいっぱいに詰め込まれたそいつらを
果たして消費しきれるのか!不安です。



ところで皆さまは「友愛数」というものをご存知でしょうか?



「友愛数とは、異なる 2 つの自然数の組で、自分自身を除いた約数の和が、互いに他方と等しくなるような数をいう。」(Wikipediaより)


具体的な例を見てみましょう。

220284についてそれ自身を除いた約数を並べてみます。


220: 1, 2, 4, 5 ,10, 11, 20, 22, 44, 55, 110

284: 1, 2, 4, 71, 142

一方でこれらの約数の和を計算してみますとそれぞれ


220: 1+2+4+5+10+11+20+22+44+55+110=284

284: 1+2+4+71+142=220

となります。
このように自身を除いた約数の和が他方の数となる。 
この組み合わせが友愛数です。

(220, 284)が最小の友愛数の組でここから

(1184, 1210), (2620, 2924), (5020, 5564), (6232, 6368)
  
と続いてゆきます。
全ての組が上記の友愛数の定義を満たします。
不思議ですね~。

ちょこっと周りの人にも教えたくなりますね。
ちなみに僕は初めて知ったその日に友達に
この知識をひろめまくりました。ひけらかしましたとも。




話は変わって最近の私の研究活動。ひたすらに文献調査です。

「新しいことを始めるためにはその分野で何がなされ,
何がなされていないのか。この把握が重要です。」(今岡先生) 

このありがたいお言葉を胸に英語論文を読みこみ
日々研究動向の把握に努めています。
ただ同時に何事にも休憩は必要というもの。
毎日英文ばかり眺めているので,最近リフレッシュに
小説(日本語)を読みはじめました。

題は,「博士の愛した数式」。

[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の
袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた”
(小川洋子『博士の愛した数式』新潮文庫,あらすじより)

この一文だけでも引き込まれますよね。
どうやら第一回本屋大賞を受賞した作品のようです。


元数学者の「博士」,家政婦の「私」とその息子の
織りなす物語。かくいう私も読んでいる途中ですが
この物語の中にも「友愛数」,出てきます。

どのような流れで日常会話に「友愛数」なる
単語が出てくるのか?気になる方は是非ご一読を!

研究室の皆さんもリフレッシュは忘れずにね!